2010年12月26日

土壁の公開実験

24日、三次の広島県立林業技術センターでの土壁の耐力測定の公開実験に
行ってきました。

PC241940 (320x286).jpg

土壁が完全に乾いていない状況で、心配されましたが実験開始。
実験は、第一体の試験体では土壁の耐力そして垂壁の効果の確認。
柱:105角、土壁厚さ:約85o、こみ栓位置:土台天より30o
実験体を見た時に、こみ栓の位置が少し気になりました。
実験は、1/450rad、1/300rad、1/200rad、1/150rad、1/100rad、1/75rad、
1/50rad、1/30radまで各3サイクル行い耐力を測定してゆきました。
1/50radの加力を始めた時に、木が割れる音とともに急激に耐力ダウン!
左端の柱のホゾが引張り力のため破損、最初の心配が的中!

PC241960 (226x320).jpg

後でホゾを確認した時の写真、幅:90o、長さ:60mm、厚さ:30mm
中に水が溜まっていて、これもホゾの耐力に影響か!
長ホゾであれば問題であったが!破損は、ホゾが短いのが原因?
ホゾ長さ、こみ栓打ちこみ位置の重要性を再確認。

補強後、土壁が落ちるまで加力を行う。1/10radくらいで剥落。

PC241956 (320x278).jpg

PC241957 (320x258).jpg

PC241953 (320x240).jpg

小舞竹の幅:30mm、これでは小舞竹で表裏の土壁が一体となっていないのでは?

二つ目の試験体、

PC241962 (189x320).jpg

同様の加力を加えての耐力測定

PC241964 (320x264).jpg

1/15radで土壁剥落、

PC241972 (146x320).jpg

小舞竹は1回目の試験体と同じ。

実験の結果は、主催者の報告を待って掲載します。

ただ私見では、各方面で公開されている土壁の耐力とほぼ同等の結果が得られたのではと
思いました。
今回の実験に参加しての再確認、
ホゾの長さ、幅、厚さ、こみ栓の打ちこみ位置、小舞竹の心々の距離、小舞竹の幅
来年施工開始の物件では、この辺りをしっかりと確認してゆきたい。
posted by 木の家大好き建築士 at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統木構法
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